「特定行為研修修了しての気持ち、思い、目標」メッセージ
「特定行為研修修了しての気持ち、思い、目標」メッセージ
令和7年度 特定行為研修修了者
原田 博子
長年願っていました特定行為研修をこの度修了することができました。在宅慢性領域の特定行為研修は、厚生労働省により2025年に向けて、在宅医療等を支えていく看護師を計画的に養成していくことが、制度創設の目的として平成27年に創設されています。研修を修了するためには、外部の職員を受け入れてくれる研修機関が必要ですがいまだに外部の職員を受け入れてくれるところは少ないのが現状です。さらに、在宅分野の看護師が実習しようと思うと協力機関の届け出や受け入れがないと1行為6症例を経験することはできないのが現状です。長年、共通科目のみ履修を済ませて、受け入れてもらえる施設をさがし、待ち望んでいました。やっとこの度、研修や実習を受け入れてもらえる施設が見つかりました。受け入れていただき本当に感謝しかありません。
自分の実践能力に合わせて、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の行為のみ履修しました。とくに、実習にむけては全眞会病院の看護部の皆様はもちろん、薬剤部・検査部の皆様、事務局皆様のご協力なくては修了することはできませんでした。さらに、指導医の中村先生や院長先生には、患者ご家族へ特定行為について説明を丁寧にしていただき、どのご家族からもお願いしますと了解を得られましたのも日ごろからの先生方とご家族・患者さんとの信頼関係があるからこそと思わせていただきました。特定行為実習に際し、手順書を丁寧に読みながら実習しましたが、今までここまで患者さんの観察や検査データ等を踏まえて実施していなかったことを反省しながら実習を進めさせていただきました。
特定行為研修修了者は、令和7年3月で11840人と年々増加していますがその勤務先の8割以上が病院です。在宅慢性領域で勤務する看護師は、1割弱です。本来の在宅領域での特定行為修了者の育成に協力することを目標に、今後活動していく予定です。
病院職員からのメッセージ
院長:研修者の年齢は関係がないことが良くわかりました。ご本人の医療に対するマインドが重要です。今後もますます活躍されると思います。
指導医:在宅での活躍を期待しています。
看護部:患者さんとご家族に真剣に向きあっている姿が今でも目に浮かびます。それは、多くの看護職の心に響きました。これからもいろいろ教えてください。
